MISHIM POTTERY CREATION
MISHIM POTTERY CREATIONとは・・・
陶芸作家さんとmishimが出会うことで生まれた、コラボレーションによる陶器ブランドです。

制作場所もスタイルも異なる陶芸作家さん達の、それぞれが持つ独自のこだわりや、世界観、また技術や得意と
する土、釉薬。
これらを元に、作家さんと話し合い、模索しながらmishimがデザインをして、ひとつひとつ作り出した作品が、
各シリーズとなっております。

作風は作家ごと様々ですが、全ての作品が作家によりロクロで1点ずつ製作されています。
柄付けも全て手作業。全てが微妙にひとつずつ違っています。

「同じだけど同じじゃない。」 
ひとつずつ手作りされた作品を、どうぞお楽しみください。


 

 

作家紹介と各シリーズについて


< skog-スクーグ >
mishim×佐藤牧子
佐藤さんの作る器は、ホンワリ優しいけれど、どこか不思議な感じがします。
お話の世界に入っていくような、童話の挿絵を見ているようなそんな気がしてきます。
skogは繊細でファンタジックな表現を得意とする佐藤さんとの共作ならではの作品です。

  赤土に*象嵌という手法で柄付けをしています。
(象嵌とは、絵柄の線をニードルで掘り、そこに白い土を埋めて、また削ります。そうすることで埋め込まれた
柄が出てくるという、手間のかかる手法です。)
気候による窯の変化を受け易い為、グレーの色味や、鉄分の出方に多少の違いが出る事がありますが、印象は
   大きく変わらないと思います。

柄付けも全て手作業のため、線の太さや点の大きさや配置は1点ずつ多少異なります。。

      


< 佐藤牧子 プロフィール >
2003年多摩美術大学美術学部工芸学科陶専攻卒業
以降、茨城県つくば市の陶芸教室で講師を勤めながら作家として活動中。
ホームページ 
http://makikosato.petit.cc/


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< doux-ドゥー >
mishim×手塚美弥
「私の作品づくりは旅から始まります」とおっしゃる手塚美弥さん。
どの器にも旅をした国や町の名前がついていて、器からは町の景色やスパイスの薫りを感じます。
多彩な土と釉薬の知識を、mishimとの共作にも惜しみなく提供して下さっています。

つるりとした透明釉と、素地の古信楽土(ベージュ)と化粧土(白)の色の違いを利用したデザインが特徴です。
化粧土を盛り、凹凸のある柄や、線を引っ掻いて、下地の色を出すことで模様を描く技法を使っております。
手作業でなくては出来ない模様の出し方です。
古信楽土の中の鉄分が、茶色の点となり表面に表れる事がございます。(目立つものは商品から外しております)
また、ふち等が欠けやすい商品となっております。お取扱いにはご配慮の程お願い致します。

釉薬の特徴上、貫入が目立ちやすい商品です。ご理解のほどお願いします。使用後、早めに洗浄頂く事と、長時間
   水に浸けないことを事をおすすめ致します


    

    

< 手塚美弥 プロフィール >
1996年 武蔵野美術大学専攻科陶磁コース卒業
1999年 独立後、埼玉県戸田市に工房構える
2003年 工房を中野に移転、陶芸教室ポティエを始める
2007年 工房、教室を豊島区に移転。教室の主宰兼、作家として活動中。
ホームページ 
http://www.tougei-potier.jp/miya-index.html


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< granite-グラニテ >
mishim×手塚美弥
douxの作家と同じ手塚美弥さんとの共作。
とにかく、使用する土と釉薬の幅が広い手塚さん。
douxとは全く違う作風を試行錯誤しつつ製作してくださいました。
細かい石粒が混ざった黒土の上に、白い土で化粧をすることで生まれる表情が特徴です。
土と火と作り手の技術が織りなすまさに1点もの。
自然にできるテクスチャーが特長のため、1点ずつの表情の違いはご理解の上ご了承のほどお願いいたします。
また、重さのある土を使用しているため、通常の食器に比べるとやや重さを感じるかと思います。

土の密度が低いため水浸みが起こりやすいです。長時間水に浸けないことを事をおすすめ致します
 (初回の水止めは行ってください→陶器のお取り扱いについて


    

< 手塚美弥 プロフィール >
1996年 武蔵野美術大学専攻科陶磁コース卒業
1999年 独立後、埼玉県戸田市に工房構える
2003年 工房を中野に移転、陶芸教室ポティエを始める
2007年 工房、教室を豊島区に移転。教室の主宰兼、作家として活動中。
ホームページ 
http://www.tougei-potier.jp/miya-index.html


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< crepe-クレープ >
mishim×村田亜希
淡く爽やかな黄色の釉薬の作品と呉須と呼ばれる柄付け作品が村田さんの作風です。
村田さんの黄色の釉薬を使った、mishimとのコラボレーションで、クレープシリーズは出来上がりました。
丁寧なものづくりと、細やかな気遣いがクレープでも反映されています。

半磁土という、白くて軽い土を使用。とても軽いのも特徴です。
釉薬の色の出方が繊細な為、流れ落ちる筋や、溜まる場所は釉薬が濃くなっています。
    この部分の出方は調整出来ないため、1点ずつ全て少しずつ異なっております。


 

< 村田亜希さん プロフィール >
2008年 栃木県窯業指導所研修課程終了
      笠間の陶工房に2年勤務
2010年 益子にて独立。現在まで作家として活躍中。


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< soak-ソーク >
mishim×新井尋詞
「日々使うほどに、愛着の増す器づくりを目指してます」という新井さんの言葉は、mishim のコンセプトとも重なります。
新井さんの作品は、言葉通りシンプルで優しい器。その中にチラリと遊び心あり、なんとも楽しい気持ちになります。
soakは、mishimと新井さんのチャレンジと熱意、そして確かなロクロ引きの技術と探究心で出来上がった作品です。

織部、トルコ、飴釉薬、志野などの、日本の釉薬を、soakに合わせてオリジナルで調合しています。
また、「しのぎ」という、土に線を掘って模様をつける手法で一つ一つ模様をつけております。
同じピッチで綺麗に模様をつけるのは、簡単なようで、非常に精緻な作業です。
更に「釉薬のかけ分け」という作業により、色の組合わせを作っております。

土の中の鉄分が表面に出て、黒い点が出ますが、土の特徴ですのでご了承ください。
oribeは釉薬の成分に銅が入っています。その成分が黒い細かな斑点になって表面に浮かびます。  
 これは、釉薬の特徴であり、出方は完全に一つ一つことなります。

oribeの商品には白い部分にピンク色の反応が出ます。これも特徴ですのでお楽しみいただければと思います。
また、oribeは焼きあがると薄い皮膜のようなものがかかっています。
 これは、酸に弱く、お酢などを使用すると変色します(明るい緑になります)。  
 クエン酸系の台所洗剤でも変色します。お気をつけください。


  


< 新井尋詞さん プロフィール >
1970 愛知県常滑市 生まれ
1994 愛知県立窯業高等技術専門校デザイン科 卒業
1994から常滑市内の製陶所で働きながら製陶技術を学ぶ
ホームページ http://www.hiroshiarai.com




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手引き陶器の特徴と注意点

手引きロクロによる製作のため、サイズや重さ、柄など1点ずつ微妙に異なっております。
土も釉薬も天然素材のため、材料の状態による色の違いや、気候による条件の変化などにより、掲載写真
は若干風合いの異なる場合もございますが、大量生産品には無い、微妙な表情の違いなどを、お楽しみ頂け
ればと思っております。
*どうしてもイメージが違う、という場合は返品・交換も可能です→
返品・交換について

もう1つ、陶器には貫入という釉薬に入るヒビがあります。白い土鍋などで見かける陶器独特の特徴です。
品質には問題ありません。色の濃いものや油が貫入に入って染みになることもございますが、それも“味”と
して
魅力になっていくものと考えて頂ければ幸いです。

使う程に愛着の持てるものとして、どうぞご愛用下さいませ。






 

陶器のお取り扱いについて
*陶器はお使いになる前に、お米のとぎ汁、もしくはひとつかみの片栗粉で10分くらい煮沸し、そのまま
 一晩置いてからお使いいただくと、汚れ、シミなどが付きにくくなり、また水漏れ防止にもなり、より長く
 きれいにお使いいただけます。
 もし、煮沸するのがご面倒な場合は、一晩浸け置きしておくだけでも、効果はあります。是非お試し下さい。

*水・湯等に浸した場合、変色したり貫入に水分が入り、目立つ場合がございますが、ほとんどの場合は乾く
と元に戻ります。ですが、一晩以上の浸水は避けて下さい。変色、カビのもととなります。

*ご使用後は、カビ・臭気などを防ぐために、必ずよく洗って、乾燥してから収納して下さい。

*もしも底の部分がカビてしまったら、漂白剤か、ヤスリで擦ってもらえれば落ちます。


 
 

クレジット
photo:一之瀬ちひろ / mishim  ( 河合・土肥 )
design:伊藤ヒロコ  (Lallasoo Poopo Lab. )/ mishim ( 河合・土肥 )
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